感染は全国レベルです。
HTB北海道テレビ放送によると。
北海道でも感染者が・・・検査体制の整備遅れる
中国を中心に感染が広がり続ける新型コロナウイルス。 28日夜になり、道内でも感染者が確認されました。 その検査態勢の整備が遅れていることが問題となっています。 オホーツク海を南下する、流氷。28日の時点で知床岬の沖合10キロにあるといいます。流氷の到来とともに本格化するのが、流氷観光ですが…。 佐藤裕樹記者「時期によってはオホーツクの流氷を楽しむことができる観光船。28日も中国や台湾からの観光客が多いが、キャンセルの連絡が相次いでいるということです」 中国で死者が100人を超えた、新型コロナウィルスによる肺炎。
中国政府が国外の団体旅行禁止に踏み切ったことで、これから出国するはずの中国人観光客のキャンセルが、ここでも出ています。 道東観光開発の大木俊和取締役部長は、『現在中国人の客から700人キャンセルいただいている。今回ウイルスの関係で中国の客には残念に思うが、問題が収束したら流氷を楽しみに来てほしい。』 中国人観光客に聞くと、(肺炎のために何かしていますか?)『マスクをしている。』 船のなかに置かれているのがアルコールの消毒液。今回の新型ウイルスの対策として、この「アルコール消毒」が有効だといいます。 札幌市保健所古沢弥医師は、いままで知られているコロナウイルスに関してはアルコールが有効と言われているので、新型のコロナウイルスに関してもアルコール消毒は有効だろうと言われている。ドアノブですとかを拭く、環境消毒でもアルコールが有効である可能性が高いと思います。 先週、千歳市で武漢から来ていた女性が発熱を訴えましたが、検査の結果は「陰性」でした。
新型肺炎の疑いのある患者が出た場合には、ウイルスを遺伝子レベルで検査する必要があります。 道内の研究施設は、道と札幌市、函館市が設置する3カ所です。 しかし、函館市の衛生試験所にはそもそもウイルスの遺伝子を解析する機械がなく、また道と札幌市の衛生研究所には遺伝子のサンプルがまだ届いておらず、結果を確定できないといいます。 東京にある感染症研究所で検査するしかないのが実情で、国は地方での検査体制の確立を急いでいます。
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