毎日新聞 によると。
政権の要請で2020年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会出席が決まった高円宮妃久子さまは、東京のプレゼンテーションの前に登壇した。招致団メンバーおそろいの紺色ブレザーは身につけず、白のジャケット姿。東日本大震災への支援への謝意から語り始め、「日本に深い同情の念を表していただき、感謝の気持ちは一生忘れません」とフランス語で述べた。
スピーチは途中から英語に。IOCが被災地の若い選手たちを支援した「TSUBASAプロジェクト」に言及し、「子どもたちに笑顔を、若い選手たちに希望をもたらしてくれた」と述べた。
久子さまの出席に当たっては、風岡典之宮内庁長官が「苦渋の決断」と発言するなど異例の経緯をたどった。そんな中、久子さまは「私たち日本の皇族が総会で話をするのは初めてかもしれません」とふれつつ「日本の皇族は常にスポーツを支援してきました」と説明。「IOCの皆さまがすばらしい仕事をしていることを心から称賛します」と笑顔を見せた。
スピーチは3分程度の予定だったが、約4分半になり、「チームジャパンがこれからプレゼンテーションを始めます」と招致団メンバーにつなげた。
宮内庁は今回の総会出席を発表した際、招致活動とは一線を画すため、招致団とは違う服装で登壇すると説明していた。
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