宮原知子、GPファイナルの日露対決「負けたくない」

サンケイスポーツ によると。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で争うファイナル(6日=同7日開幕)に出場する日本勢が、当地の会場で公式練習に臨み、女子で4季連続出場の宮原知子(20)=関大=が日露対決を前に静かに闘志を燃やした。

 日本とロシア選手が3人ずつの出場となる。日本女子の最年長で、エースとして臨む頂上決戦に向けて「負けたくない」と語気を強めた。

 ショートプログラムの曲をかけた演技では、冒頭のルッツ-トーループの連続3回転を皮切りに全てのジャンプで着氷。「こっちに来てから調子は少しずつ上がってきている」とうなずく。

 これまで取りこぼしがあったステップを見直し、平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワを筆頭とするロシア勢に対抗する。「良い順位を取りたい気持ちはあるけど、一番良い演技をしない限り結果もついてこない」と表情を引き締めた。

羽生結弦不在のGPファイナルを露メディア嘆く 「ユヅルを忘れさせることはできない」

THE ANSWER によると。

 カナダで行われるフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルに出場を予定していた羽生結弦(ANA)は右足首の負傷により欠場。五輪連覇中の絶対王者は不在となったが、平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)、世界選手権覇者のネイサン・チェン(米国)らが頂点を争う。ロシアメディアは大会を展望しているが、「ハニュウを忘れさせることはできない」と不在を残念がっている。

 GPシリーズ第5戦のロステレコム杯で右足首を痛めながらも魂の演技を披露して優勝。ファイナルはぎりぎりまで出場の可能性を探ったが、先月29日に欠場が発表された。絶対王者不在の中でGPファイナルが行われることとなった。

 プレビューを展開しているロシアメディア「R-sport」は、まず宇野とチェンの対決に脚光を浴びせている。

「バンクーバーのGPファイナルでは、平昌五輪銀メダリストで、プログラムの難しさに屈しないショーマ・ウノが日本のために戦うことになる。ウノは極めて確実な状態にまで4回転フリップに磨きをかけ、それでいてスケートの美しさと表現力がいつもこの青年を際立たせる」

 こう宇野の好調さを評価した上で、「4回転フリップ、そして4回転トウループを武器に持つ日本の青年はチェンと対等に金メダルを目指して闘うことになるだろう。ウノとチェンの(プログラムにおける)構成点はだいたい同じくらいだ」とチェンと比較。共にGPシリーズ連勝を飾っており、マークした得点にも大きな差はない。
「プーさんが投げ込まれないリンクは、より白くなるだろう」
 だが、一方でこうも指摘している。

「この2人の若者はカナダのファンにハニュウ・ユヅルを忘れさせることができるか?いいえ、できません」

 記事では羽生が2015-16シーズンの大会で叩き出した、330.43点という驚異的なスコアに言及。「優勝した者は自分の意志ではなくユヅルの肖像の隣で自分を誇示することになるだろう。そして、プーさんが投げ込まれないリンクは少し、より白くなるだろう」と、黄色いプーさんの雨がなくなるため、リンクの白い部分が目立つことになるだろうと、独特な表現で羽生の不在を嘆いていた。

「ハニュウなしではGPファイナルはウノとチェンの局地的な闘いとなるだろう。彼らの後ろには、チェコのミハル・ブレジナ、韓国の将来のスター、チャ・ジュンファン、カナダのキーガン・メッシング、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフが続く」

 宇野とチェンの頂上決戦も楽しみだが、ここに羽生が加わっていれば……。ロシアメディアは実現しなかった3つ巴バトルに思いをはせていた。

紀平梨花 、トリプルアクセル3回成功ならザギ倒は可能

デイリースポーツ によると。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが6日、カナダのバンクーバーで開幕する。日本からは男子が宇野昌磨(20)=トヨタ自動車、女子は宮原知子(20)=関大、坂本花織(18)=シスメックス、紀平梨花(16)=関大KFSC=の3選手がエントリー。特に女子は日本3人とロシア3人の熱い“日ロ決戦”に注目が集まる。フィギュアスケート担当の國島紗希記者が、平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワ(16)の対抗馬として期待がかかる好調紀平の現状に迫りつつ、今大会の展望を語る。

 日ロ対決の主役となるのは、当時15歳で平昌五輪を制した上に、秋田犬のマサルを飼ったこともあり、日本でも抜群の知名度を誇る女王ザギトワだろう。その対抗馬として期待されるのが、ザギトワと同じくGPシリーズ2連勝でファイナル進出を決めた紀平だ。

 紀平はザギトワと同じ2002年生まれ。ザギトワよりも約2カ月誕生日が遅かったために平昌五輪の出場資格を持たなかった。安定感を増すトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に今季シニアデビューし、躍進を遂げている。

 デビュー戦となった9月のオンドレイネペラ杯ではSPで転倒がありながら今季世界最高点(当時)で優勝。GPシリーズデビュー戦のNHK杯では、SP5位からフリーで2本のトリプルアクセルを決め逆転優勝を果たした。続くフランス杯でもSP2位から巻き返し、2連勝となった。

 紀平とザギトワ。2人の初顔合わせは、紀平が国際スケート連盟公認大会でトリプルアクセルを初成功して優勝した16年9月のジュニアGPスロベニア大会という。ザギトワは3位だった。2度目は同年のジュニアGPファイナルで、紀平はフリー冒頭のトリプルアクセルを失敗し4位。ザギトワが優勝した。

 1勝1敗で迎えた3度目の対戦。ベストスコアのみを比較するとザギトワと紀平との間には約14点の差がある。ただし、紀平は今季SP、フリー合わせて3本のトリプルアクセルに挑んでいるが、全て成功はまだない。本人いわく「SPでトリプルアクセルの失敗の原因が新たに分かったりする。だからフリーで巻き返しができている」という。現状の点差は小さくないが、昨年の全日本選手権では計3本のトリプルアクセルを成功させた実績もある。全て完璧に決めることができれば、ザギトワにとって脅威となるだけのポテンシャルを持っている。

 フランス杯では時差ぼけの影響でジャンプの感覚が狂ったこともあり、今大会では早めに現地入りして体調を整え、昼寝も積極的に取り入れる意向。前倒しで調整を進め、SPからギア全開の予定だ。打倒女王へ、万全を期す。

 男子は羽生結弦(ANA)が欠場したため、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=と、昨季世界選手権覇者のネーサン・チェン(19)=米国=の一騎打ちが予想される。

 シニア4季目にして、はやくもGPシリーズ5勝を達成した宇野。過去3年間の成績から算出されるポイントで決まる世界ランクは現在堂々の1位だ。

 しかし昨年のGPファイナル、18年1月の四大陸選手権、2月の平昌五輪、3月の世界選手権と、昨季の主要国際大会は全て銀メダルに終わった。

 一方のチェンは今秋から名門エール大に進学。環境を変えた秀才スケーターが進化を見せるか。宇野が「シルバーコレクター」を卒業できるのか。注目だ。

高橋大輔を大特集、『フィギュアスケートぴあ』最新号が1位

コンフィデンス によると。

 約4年ぶりに現役復帰を果たしたフィギュアスケート・高橋大輔選手に迫った『「フィギュアスケートぴあ 2018-19」 ~moment on ice vol.3 高橋大輔特集号』(ぴあ/11月19日発売)が初週0.6万部を売り上げ、最新12/3付週間BOOKランキング(集計期間:11月19日~25日)「スポーツ関連本」の1位に初登場した。

 本作は復帰初戦となる「近畿フィギュアスケート選手権大会」の模様などを全編撮りおろしで紹介。そのほか、10月25日~29日にかけて行われた「グランプリシリーズ2018」の第2戦「スケートカナダ2018」についてもレポートしている。

 なお同週の「スポーツ関連本ジャンル」では、2位に『フィギュアスケート通信DX フィンランド大会2018 最速特集号』(メディアックス)、4位に『ワールド・フィギュアスケートNo.83』(新書館)、5位に『チーム・ブライアン 新たな旅』(講談社)がランクイン。TOP5内をフィギュアスケート関連4作品が占める形となった。

逆転Vの紀平梨花 「やっと、正真正銘の“ポスト真央”が現れた」

日刊ゲンダイDIGITAL によると。

 25日、フィギュアスケートGPシリーズのフランス杯でSP2位の紀平梨花(16)が優勝。この日のフリーで138.28(合計205.92)をマークし、SP首位だった三原舞依(19)を3.11差で逆転した。

 紀平はこれで、日本勢初となるGPシリーズ初出場初制覇を果たしたNHK杯に続いて2連勝。宮原知子(20)、坂本花織(18)とともに、GPファイナル(日本時間12月7日開幕=バンクーバー)進出が決まった。

 この日は時差ボケの影響でフリーの演技直前に体調が急変。それでも、冒頭のトリプルアクセルの着氷が乱れると、すぐさま2つ目の3回転半を諦め、2回転半―3回転の連続ジャンプに変更するなど、16歳らしからぬ冷静さで演技をまとめ、元世界王者のメドベージェワ(ロシア)にも13.11差をつけてみせた。

 NHK杯でマークした224.31は、平昌五輪女王のザギトワ(ロシア)に次ぐ今季の世界2位。2013―14年シーズンで優勝した浅田真央以来となる日本女子のGPファイナル制覇も現実味を帯びるだけに、日本スケート連盟関係者が小躍りするのも当然だ。

 浅田真央が14―15年に休養、そして、17年に引退して以降、日本の女子フィギュアは地盤沈下。日本スケート連盟の収益も直撃した。浅田が絶頂期だった13年度の決算で47億円超あった事業収益はどんどん減り、17年度(7月1日から18年6月30日まで)は五輪イヤーにもかかわらず27億7975万円にとどまった。

 16歳の「ポスト真央」は、連盟の屋台骨も背負わされることになりそうだ。