5月 032017
 

ぴあ映画生活 によると。

ディズニーの新作映画『美女と野獣』が日本でも大ヒットを記録している。劇中に登場する音楽も人気で、サウンドトラック集も大ヒット。先週末にはオーケストラによる生演奏で作品を観賞する“ライブ・オーケストラ”も東京と大阪で開催された。実写版には、1991年製作のアニメーションのためにかかれた名曲も登場するが、それらはすべて実写化に際し“進化”を遂げている。

1991年に製作されたディズニー・アニメーション『美女と野獣』は、心優しく美しい女性ベルと、人々から忘れ去られてしまった城で孤独に暮らす野獣が出会い、ふたりが真実の愛を見つけるまでを描き、全世界で驚異的なヒットを記録。巨匠アラン・メンケンが作曲を、作品の完成前にこの世を去ったハワード・アッシュマンが作詞を手がけた数々の楽曲は人気を集め、その年のアカデミー賞で作曲賞と歌曲賞を受賞した。

現在、公開中の実写映画でも、ベルが村の人々と掛け合いをしながら歌う『Belle(朝の風景)』や、城で行われる愉快な晩餐会で流れる『Be Our Guest(ひとりぼっちの晩餐会)』、主題歌『Beauty and Beast(美女と野獣)』など、アニメーションに登場した名曲はすべて登場。さらに本作のために『Evermore(ひそかな夢)』などの新曲が書き下ろされたため、どうしても新曲に注目が集まるが、既存の楽曲もすべて磨き上げられ、進化を遂げている。

本作の楽曲は、1991年のアニメーション版で初登場した後、1993年からロングラン興行された劇場ミュージカルでも、実写映画でも使用されているが、その度にアレンジが見直されている。美しいメロディが引き立つシンプルなアレンジもあれば、空間を包み込むようなダイナミックなアレンジもあり、聴きくらべると、その印象は大きく異なる。実写版はこれまで以上に重層的に音が鳴り響くアレンジで、特にキャラクターの“感情の動き”にフォーカスがあたっており、音楽に注意して作品を観賞すると、ベルや野獣の動きや踊りではなく“感情の変化”に合わせてメロディが変化するシーンがいくつも用意されていることがわかる。

何度も聴きたくなる美しいメロディと、キャラクターに寄り添い、観客の心を揺さぶる演奏。『美女と野獣』の楽曲群を愛する人々が本作でさらに増えることになりそうだ。

 Leave a Reply

(required)

(required)

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>