紀平梨花、スケート靴新調して新エキシビション「いい演技ができたら」

サンケイスポーツ によると。

 フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」(29-31日大阪公演、東和薬品ラクタブドーム)に出演する世界選手権女子4位の紀平梨花(16)=関大KFSC=が28日、会場で行われた記者会見に出席し、新たなエキシビション「ザ・グレイテスト」を披露することを明らかにした。

 27日に完成したばかりの演目で、「難しい振り付けを、しっかりできたら。私のいろんなところを知ってもらえたらいいし、いい演技ができたらいい」と決意を込めた。

 オーストラリアの歌手・シーアのダンスナンバーで、振付師は元アイスダンスのキャシー・リード。この日の公開リハーサルでは、スマートフォンを片手に動画で振り付けを確認しながら入念に滑り込んだ。

 さらに、つま先に重心があり、革が硬いスケート靴に新調したことも明かした。23日まで行われた世界選手権では、革の柔らかい靴が足になじまず、補強のテープを巻いてしのいでいた。

 「(靴は)良い感覚。今のところは合っているのかな」。心機一転で銀盤に立ち、新たな一面を見せる。

浅田真央“伝説のフリー”前にケンカ「楽しんでやれるわけないじゃん!」

スポニチアネックス によると。

 フジテレビ開局60周年特別企画「コレ知らんかった~!新発見!村上信五の平成スポーツ命場面SP」が27日、午後7時から4時間スペシャルで放送され、元フィギュアスケート世界女王で、2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(28)がスタジオ出演。大きな感動を呼んだ14年ソチ五輪“伝説のフリー”の舞台裏を語った。

 前回五輪の銀メダリストとして、今度こそ金メダルと日本中の期待を背負って臨んだソチ五輪。だが、ショートプログラム(SP)のジャンプで転倒や回転不足が続き、まさかの16位スタートとなってしまった。

 SPの16位という順位は「フィギュアスケート人生の中で一番低い順位だった」と打ち明けた浅田さん。「それがしかもオリンピックで。金メダル目指してやってきたっていう中であの結果だったので、あの時点で自分のメダルはもうないなってやっぱり思ってしまうので、その悔しさとか悲しさっていうのはスケート人生の中で一番大きかったですね」と振り返った。

 メダル獲得が絶望となったその夜。いつもは「スッと眠れるタイプ」だが、さすがになかなか眠ることができず。ほとんど睡眠が取れないまま翌朝の公式練習を迎えてしまった。

 そして、公式練習が終わってもまだ気持ちは切り替えられないまま。だが、その夜に行われたフリーではジャンプを次々に成功させて自己ベストをマーク。演技が終わった瞬間、感極まって大粒の涙を流す浅田さんの姿に世界中が感動した。

 当時を振り返った浅田さんはフリー当日の公式練習から本番の間に姉であるタレントの浅田舞(30)から電話があり「楽しんでやりなよ」という姉の言葉に「楽しんでやれるわけないじゃん!」と言い返してケンカになったことを明かした。

 だが、この姉妹のケンカが結果的に幸いする。「舞にぶつけられたことで吹っ切れたじゃないですけど、強い自分にまた戻れたかなって」。そして、会場に入る際にはその感情が「やるしかない」に変化。あの“伝説のフリー”につながったのだという。

銀の羽生結弦悔し「負けは死も同然だと思っている」

日刊スポーツ によると。

男子ショートプログラム(SP)3位発進の羽生結弦(24=ANA)が復活優勝を逃した。フリー206・10点、合計300・97点とともに自己ベストで巻き返したが、2連覇を果たしたネーサン・チェン(米国)に届かずに、銀メダルで大会を終えた。

試合後には「正直悔しいですね。もっと強くならないといけないと痛感しています」と明かし、「勝ちたいな、とすごく純粋に思ってましたし、ただ、負けには負けの意味しかない。はっきり言って自分にとっては負けは死も同然だと思っている。本当に、本当に勝ちたいです」と語気を強めた。

冒頭の4回転ループには成功した。「こっち来るまではループすごく良かったんですけど、曲で入らないという日々が続いて、その中で最初のジャンプを跳べたのは良かったんですけど」と評価はした。続く4回転サルコーこそ減点対象となったが、以降は力強いジャンプを披露し続けた。演技を終えるとガッツポーズを繰り出し、「ただいま!」と叫んだ。

右足首を負傷した昨年11月のGPロシア杯から4カ月ぶりの実戦だった。フリーでは輝きも放ち、同時に悔しさも味わった。「次のシーズンに向けては時間あるので、ケガをしないように、その上で追随されないくらい強くなりたい」と固く誓った。

ザギトワに凄み、ルール改正・国内次世代の台頭乗り越え最高の演技…世界選手権初V

デイリースポーツ によると。

 女子フリーが行われ平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=が圧巻の演技でフリー155・42点、合計237・50点で初優勝を果たした。自身が持つ現行基準の採点での世界最高得点フリー158・50、合計238・43点には及ばなかったが、高難易度の連続ジャンプを後半にいれ、完遂する女王の貫禄を見せつけた。

 以前のルールでは単純に演技後半に配置されていればジャンプは1・1倍の加点がつき、そのルールにのっとりザギトワも後半にジャンプをまとめる戦略をとっていた。現行ルールではジャンプのうち最後から数えての3要素に限定された。だが、この採点方式でも女王がしっかりと結果を出した。

 3回転ルッツに3回転ループをつける連続ジャンプ、さらに3回転フリップから2回転トーループ-2回転ループと続ける3連続ジャンプは、3回転アクセルや4回転ジャンプを跳ばない場合は、最高難度といっていい。しかも、消耗がある後半で成功させるとなれば、なおさらだ。

 その中で、演技後半に配置した連続ジャンプを含め、すべてのジャンプで1点以上の加点を得た。前半の3回転ルッツ-3回転トーループでは出来栄え点は2・28点の加点と、女王の風格漂う演技だった。

 ロシア国内では自身に続く世代の選手も台頭してきており、ロシア選手権ではまさかの5位。欧州選手権でも2位で優勝を逃した。苦しみ抜いた末に女王の座を守ったシーズンでもあった。

 ただ、それでも紀平梨花(関大KFSC)が3回転アクセルを2本そろえ、ノーミスで演じ切れば、届かない存在ではない。転倒があった今回のフリーだけを見れば、ザギトワとの得点差は2・83点差。それだけ、ベースとなる得点の高いプログラムで紀平は戦っていることになる。

紀平梨花、踏ん張るも一歩届かず…悩んだ3回転半

時事通信 によると。

 演じ終えて両腕の力を抜いた紀平は「まあ、よかった」とつぶやいて、小さくうなずいた。大会中に乱高下した調子を思えば、フリーはよく踏ん張った。トリプルアクセル(3回転半)は1度転倒。この失敗が表彰台への道を閉ざした。

 SPで回転が抜けた3回転半は回転軸が右にずれ、踏み切りの感覚と結果が合致しなかった。この日の朝の練習でも24度跳んで着氷は7度。悩みは深かった。「ぎりぎりの調整だった」と不安を抱えながらのフリー。そこに悔いはある。

 それでも、首位ザギトワを11点余りの差で追う立場だったから、強気で2度組み込んだ。一つ目は3回転トーループとの連続ジャンプ。これをねじ伏せるように決めた。二つ目は軸が傾き、着氷後に滑って転んだ。「踏み切りから微妙だった」と振り返ったように、確かな感覚がなかった。

 大技を引っ提げて躍進したシニア1季目。国際大会7戦目で初めて敗北を喫した。SP、フリーをミスなくそろえた大会も、3度の3回転半が全て決まった大会もなかった。「初めての世界選手権は70%」。何が足りないかは、分かっている。