「買ってはいけないユニクロ」

週刊SPA! によると。

 恒例の「買ってはいけないユニクロ」、今回も5位までピックアップしました。お買い物の参考にぜひどうぞ。
▼5位「間違っても日常着に使ってはいけない」
●テニスソックス2017FRA+E 790円(+税)
 ……いや、もちろんわかっているんです。これがテニスソックスであり、日常着用ではないということくらい。「ワンポイントの企業ロゴ」は海外のハイブランドも取り入れる近年のトレンドだけに、「日常着用」としてうっかり使ってしまう人もいるかも?と考えて、ランクインさせておきました。
 ここ最近は控えめですが、以前まではこの2つ並びのブロックをユニクロロゴとして使っていました。スポーティーなアイテムではわざわざ反射材でこのロゴを使い、「ユニクロですよー! ぼく、ユニクロ着てるんですよー!」と主張される仕様になってたり。
 別に「ユニバレ」がいけないわけじゃないですが、できれば高級ブランドと思われるくらいかっこよく着こなして「それ素敵だね。どこのなの?」と聞かれたときに「え? これはユニクロだよ(ニヤリ)」としたり顔で種明かしをしたいもの。最初から「ユニクロでーす!」と主張されているとなんだか安物を身にまとっているように思われてイヤだ……と感じるのは私だけじゃないでしょう。
 実はこのテニスソックスを履いてみると肉感があり、クッション性が高く極めて良質なつくり。それだけにロゴがもうちょっと捻って、デザインライクにしてあれば日常用にも使えたかも。
▼4位「薄手コットンのフードブルゾンは安っぽく見えがち」
●コットンフルジップパーカ+E 2990円(+税)
 使い方によっては素敵な着こなしももちろんできますが、たぶんこれを買った多くの人が「安っぽい服だなあ」と見られてしまうのではないでしょうか。こうした立ち襟のアウトドアライクなパーカーはナイロン素材ならばハリとツヤ感が生まれて高級感が出るものですが、コットン素材を使うと縫い合わせ周りにパッカリング(シワ感)が生まれやすくなり、どうしてもラフな古着っぽい風合いに見えてしまうのです。
 無論、それが「味」であり、安っぽく見せないように高級感のあるウールスラックスなどに合わせるのがセオリーではあるのですが……うっかりデニムなどに合わせてしまうとイベントスタッフのユニフォームのようになってしまいます。
 着用モデルさんは白パーカーにボーダーインナー、薄インディゴのデニムで合わせていますが、この服装をして「おしゃれだね」と言われる人がいたら、もうそれはその人がイケメンなだけでしょう。これでサマに見える日本人など全体の1%未満です。
 こうしたアウトドアなパーカー類はハリ感のある素材でツヤを見せた方が高級感があり、見栄えが良いもの。薄手のコットンを使う場合は「どう安っぽさをカバーするか」をあらかじめ考えて購入することをおすすめします。
▼3位「機能性=美しさとは限らない」
●スクエアボストンバッグ+E 3990円(+税)
 すごい! 傘やスマホを収納するサイトポケットが絶妙な位置にあり、バッグを肩にかけたまま必要な小物を取り出すことができる。またコンパクトなサイズ感ではあるのですが、しっかり大きな書類やPCなども文句なくすっぽり収納できる。素材は撥水性と耐久性が高く、天候を気にせずまたガツガツ使ってもヘタることがない。……が、しかし素晴らしい機能性=素晴らしい見た目となるわけではないのがファッションの悲しいところ。真四角の無骨なシルエットは美しさを無視して快適性を優先したコンパクトカーのよう。車も小物もフォルムは「曲線美」をどこかに入れないと、無骨で色気のない印象になりがちです。
 そして、コレどこかで見たことあるなあ、と思ったら学生カバンですね。黒ジャケットやコートにこれを担ぐとまるで学生の様に見えてしまいます。もう少しカーブの曲線をつけたボストンバッグならよかったのに……。値段が案外高いのも難点です。
▼2位「ゆるめカーゴ+アンクルカット=小学生」
●ストレッチカーゴアンクルパンツ+E 3990円(+税)
 誰もが認めるやんちゃなカジュアルアイテム「カーゴパンツ」。そして、気が抜けた雰囲気を作る「アンクルカット」。この2つを組み合わせてできたものは……小学生! リラックスした雰囲気のカジュアル要素を重ねていけば子供っぽさが2乗3乗となり小学生まで退行します。特にこのカーゴパンツ、ブラックならいざしらずベージュなどの色物を選んでしまったら……おしゃれに着こなすのが極めて難しい。スタイリストも頭を抱えるレベルです。モデルさんは切り替えの多いスニーカーにグレーのTシャツを合わせて着ていますが、これでおしゃれになれるなら、もう裸でも評価されるでしょう。
 こうした「アンクル丈のカーゴパンツ」でも、例えば上述の通り「色は黒」を選ぶとか、「シルエットは細身」にするとか、工夫の仕方で使い勝手はグンと上がります。このアイテムはシルエットまでユルく、裾幅がやや太い。これではリラックスした印象ばかりが先行し、部屋着の様に感じてしまいます。
 ユニクロらしく着心地は抜群だし、機能性も優れています、素材感も決して悪いものじゃない。黒ならギリギリおしゃれに着こなすことも可能ですが、ベージュカラーは禁忌。ファッションコーディネートに対して余程の自信がある人以外は手を出してはいけません。
▼1位「着用画像を信じちゃいけない」
●ジョガーパンツ(デニム・丈標準66~72cm) 2990円(+税)
 実はコレ、以前も本連載「買ってはいけない」に挙げたアイテム。今回もランクインする……ということはそう、実はユニクロ全体のおしゃれレベルが確実に上がっているのです。「買ってはいけない」連載ももう今回で終わりかもしれないな……と思ったくらい良品ばかりで、悪品のピックが難しくなってきました。ユニクロの企業努力に心から感心します。
 なので、本連載はある意味、ユニクロの努力次第で続くか、終わるか決まります(ユニクロチームはこの連載を熟読しています)。連載を終わらせられるような隙のないラインナップを作れるか……私は意味のない批判はしませんから、悪品が無ければこんな連載書きません、約束します。
 さて、今回もランクインしてしまったデニムジョガーパンツですが、これを上手に合わせる人がいったいどれだけいるのか。特に薄い色のブルーカラーはもはや部屋着にしか見えません。もちろん着こなしでカバーすることもできるわけで、合わせ方次第でおしゃれに見せることもできます。しかし、着用画像では白のTシャツにスタンスミスという「ど」カジュアルな着こなし。このへん、着用画像に例えばローファーを履かせるとか工夫すれば「買ってはいけない」にも書かないのに。この商品画像を見て買った人は「Tシャツとスニーカーと合わせればいいのね、ふむふむ」と、組み合わせて街を出て「部屋着かよ!」と突っ込まれて悲しい思いをしてしまうかもしれません。
 ともあれ着こなしに自信のある人以外はカジュアルな「デニム素材」とカジュアルな「ジョガーパンツ」という掛け合わせは避けたほうがいいでしょう。濃い色にする、細身にするなどであればともかく、カジュアル要素ばかりのものはちょっと危険でございます。
 以上、「ユニクロの買ってはいけない5選」でした!

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