3月 032018
 

スポニチアネックス によると。

 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が27日、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。海外メディアからの想定外の質問に頭を悩ませながらも、真摯(しんし)に対応。身ぶり手ぶりも交えて、ジャンプを説明する姿には感嘆の声も上がった。さらに5回転ジャンプに質問が飛ぶと、今後挑戦していく積極的な姿勢も見せた。

 王者の一挙手一投足を逃すまいと、開場前からロビーには国内外のメディアが大勢詰めかけた。会見場に姿を現した羽生は「今日は僕のためにお越しくださりありがとうございます。金メダルが獲れて、僕のパフォーマンスが見せられてうれしいです」と、TPOに合わせて英語であいさつした。

 日本メディアと同様、外国人記者が聞きたがったのも羽生が次に挑戦するであろうクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の話だった。アクセルについて説明してほしいという質問を受けると、壇上に立ち上がり、身ぶりを交えて実演。その場でジャンプこそしなかったが「(クワッドアクセルは)まだ誰も成功させていない。練習している人もほとんどいない。最初の一人になれなくても、何とか成功させたい気持ちでいる」と力強く語った。

 話はやがて当然のように5回転へとジャンプアップ。将来的に5回転を跳べるのかという問いに対しては「ジャンプにもよるが科学的に研究した結果、5回転までは人間の能力でできる。小さい頃からコーチには5回転をやれと言われていた。5回転半は無理かもしれないが挑戦したい気持ちはある」と一発回答した。

 だが、これまで数々の会見をこなしてきた羽生でも、返答に窮する質問も飛びだした。4回転ジャンプがどの程度難しいかについて「鼻からスイカが出るようなものという出産の痛みの例えのように、一般の人に分かるように教えてほしい」。これにはさすがの羽生も「え~~…うぁ~~…。初めてこういう質問が来ました。えっと~、え~っと…」と頭を抱えた。やがて苦もんの表情を見せつつ「目をつぶって、回転しながら三重跳びをやっている感じ、縄跳びの。4回転半は、2回転しながら四重跳び、5回転は3回転しながら五重跳びする感じかな」と縄跳びを例に挙げる名回答?をひねり出し、外国人記者らをうならせた。

 常に言葉の力や表現を大切に考える羽生。メディアへの対応力でも金メダル級の輝きを放ち、最後は悠然と会場を後にした。

 ▽日本外国特派員協会 日本に派遣されている外国の報道機関関係者のために運営される会員制クラブで、創設は太平洋戦争終結後の1945年11月。52年に現在の名称となり、76年に東京都千代田区有楽町に移り、現在に至る。週に数回、政治家や実業家、学者、文化人やスポーツ選手などさまざまな話題の人を招いて会見を行っている。14年ソチ五輪後にはフィギュアスケート女子の浅田真央が会見し、自身の進退について「ハーフ、ハーフぐらい」と名言を放ったのも、この特派員協会での会見だった。

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