GPファイナル初出場の紀平梨花、真央を超えることができるのか?

THE PAGE によると。

フィギュアスケートの紀平梨花(16、関大KFSC)に世界の頂点を狙える“ニューヒロイン”としての期待が寄せられている。シニアデビューの年にNHK杯に続き、フランス杯でも優勝、6日からカナダ・バンクーバーで始まるグランプリ(GP)ファイナルへの出場を決めた。日本の女子フィギュア界は、2010年のバンクーバー五輪で銀メダルを獲得した浅田真央氏以来、2大会連続でメダルから遠ざかっているが、紀平には“ポスト真央”としての期待も高い。紀平が、浅田真央氏以来、日本人として4人目のトリプルアクセルを武器としていることも手伝い、なおさら2人は比較され“真央超え”への注目が集まっている。
 

 2005年に15歳でシニアデビューした浅田真央氏は、中国杯2位、続くエリック・ボンパール杯(現フランス杯)で優勝すると東京開催だったGPファイナルでも優勝という鮮烈デビューを飾った。当時と今とでは採点基準もルールも大きく違っているので、単純に比較することはできないが、浅田真央氏は、SPにはトリプルアクセルを入れずに、フリーの冒頭だけに単独のトリプルアクセルをひとつ組み込むプログラムだった。

 シニアでのトリプルアクセル初披露となった中国杯では、フリーの冒頭でトライ。着氷で乱れ両手をついたが、続くエリック・ボンパール杯では着氷に成功。GPファイナルでも綺麗に決めて、基礎点7.50に出来栄え点として0.40が加点され、トリプルアクセルだけで7.90を獲得した。

 対して紀平はGPシリーズに連覇。トリプルアクセルは、SPの冒頭にひとつ、フリーには、トリプルアクセル+トリプルトゥループの連続ジャンプ、単独のトリプルアクセルの2つを組み込むという難易度の高いプログラムで挑んだ。NHK杯のSPではトリプルアクセルで転倒して5位発進と出遅れたが、フリーで見事に立て直した。

 トリプルアクセル+トリプルトゥループの連続ジャンプに成功、続く単独のトリプルアクセルも綺麗に着氷して、2つのトリプルアクセルに成功した。

 フランス杯ではSPのタイミングを外してトリプルアクセルが1回転半になってしまった。フリーでも冒頭のトリプルアクセルをなんとかこらえたが、回転不足と判断された。続くトリプルアクセルの連続ジャンプは回避、トリプルアクセルを生かすことはできなかったが計205.92点で逆転優勝した。

 元全日本2位で、現在、福岡で後進を指導している中庭健介氏は、「紀平さんが、浅田真央さんに勝るとも劣らない逸材であることは間違いありません」とした上で、その強さの理由をこう分析している。

「紀平さんは、ジュニア時代からトリプルアクセルを練習していて、ここ1、2年でクリアに成功をしてきました。今シーズンの試合や公式練習を見ていても、さらに進化し、トリプルアクセルがもう他のトリプルジャンプの仲間入りをしているくらいの“慣れ”を感じます。去年までの公式練習では、シングル、ダブルをしっかりと確認してから、段階を踏み、“よし跳ぶぞ”とトリプルアクセルを特別なジャンプに感じさせるような雰囲気で練習をしているように見えました。しかし、今年は、気がつけば、トリプルアクセルを跳んでいるというくらいに自分のモノにしています。まさに“成功するジャンプ”から“成功が当たり前の身についたジャンプ”へと磨きがかかっています」

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