宇野昌磨V3…新ルールに対応も「きつかった」

日刊スポーツ によると。

男子フリーで平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がフリー1位の172・05点でショートプログラム(SP)からトップを守り、計276・20点で3連覇を果たした。従来の4分30秒から4分へ短縮された新ルールに、疲れものぞかせながら今季初戦を制した。SP5位の友野一希(同大)は5位。第2日の14日は女子フリーでシニア1年目の山下真瑚(愛知・中京大中京高)が3位、坂本花織(シスメックス)が4位に入った。

4分間で力を出し尽くした宇野が、右膝に手をついた。リンクから引き揚げる際、足がぐらつく。「思った以上にきつかった」。そう苦笑いしながらも、今季初戦で3年連続となる表彰台の頂点に立った。

練習してきたとはいえ、未知の演技だった。今季の新ルールで演技時間が30秒短縮。だが、ジャンプが8本から7本に減っただけで、残りの要素は従来通りだ。冒頭の4回転サルコーなど、序盤から着氷時に耐えるジャンプが続き「こらえる降り方ばかりで、いつも以上に体力を使ったのもあったと思う」。中盤では、ほとんど実戦でミスをしないトリプルアクセル(3回転半)で転倒し「踏み込みがいつもより甘かった」と照れるように振り返った。

それでも収穫は多い。新プログラムだった「月光」だが「ジャンプ以外は結構滑っていた」と音を丁寧に拾っていった。体力的に厳しい中でもスピン3つは全てレベル4の最高評価。昨季終盤で封印した4回転サルコーも、2・13点の減点ながら着氷させ「上出来だと思います」と笑った。

1年前は自己ベストの合計319・84点をマーク。だが、練習に見合わない高得点に驚き、戸惑った。一方、懸命に滑りきった今季初戦からは「今年の方が手応えというか『自分でつかみとった演技』っていう実感がある。これが今の自分の実力と再確認した」。10月6日のジャパンオープン(埼玉)を経て、向かうはグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(同26~28日、ラバル)。「次に向けて頑張りたい気持ちが芽生えました」。疲れた体にスイッチが入った。

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